ツーリング工房 ゴッペマスター

山奥のログハウスで「夫婦でセミリタイア生活」していく、40代バイク乗りのブログ

退職前日に想う

こんにちは、ゴッペです。

 

さあ、明日はついに26年間勤めた自衛官生活の最終日です。

3月末に依願退職の意思表示をしてからの2ヶ月はとても長く感じましたね。

上の意向もあり、みんなに伝えるのは6月末という事で動いていたので…。

 

まぁ、みんな分かってたみたいですがね(笑)

 

この間が自分的には辛いものがありました。

学生には「自衛官のあるべき姿」を、助教達には「教育者としてのあるべき姿」を説いているのが苦しかった。

 

「生きる死ぬの仕事だ。死生観を持てよ。

誤解を恐れずに言うなら、戦争になったら人を殺すのが仕事だ。

 

俺達と同じ様に家族がいて、恋人がいて、両親がいて、子供がいて…

肌の色が違う、宗教が違う、国が違うだけ…

 

ただ、政治的な理由で戦争になれば殺さなければいけない。

同じ人間なのに…。

 

戦争なんて世界中の誰もが反対だ。

 

俺達、自衛官や軍人は戦争をする為に存在してるのではない。

戦争を起こさせない為に存在しているんだ。

その為には絶対的な抑止力でなければならない、

抑止力である為には、本物の実力がなければ抑止にならない。

 

それでも、戦争になってしまったら、

俺達がやらなきゃいけない。

 

我々陸上自衛官が戦うという事は、敵に上陸されているという事

制海権、制空権も敵が持っている時だろう

つまり、海上自衛隊、航空自衛隊はほぼ撃破されている。

俺達しか残っていない。

 

この国を、国民を守るのは陸上自衛隊しかいないんだ。

 

俺達が国防最後の砦なんだ。

 

お前が諦めたらそこで全てが終わる

その時の俺達に諦める事なんて許されないんだ。

 

だから、強くなれ、

だから、日々精進しろ。

 

それが出来ないなら、今すぐ自衛隊を辞めろ」

 

これは毎回(3ヶ月毎)、教育でいつも言ってきた事

 

自衛官は災害派遣やPKOなどでは人の命や生活を守るのが仕事

戦時においては敵(人)を殺傷・破壊するのが仕事

 

命を救う事も、奪う事もする唯一の職業

 

残念だけど、これを本気で教えられる自衛官が本当に少ない…

 

だから「魂」込めてこの話をする

 

辛かったのは「退職」を決めた俺が話す言葉に

本当に「魂」は入っているのだろうか?という事

 

命の重みを、この職業の重みを

今、降ろそうとしているのに…

 

自問自答していたらね、調子を崩して1ヶ月ほど休む事になってしまった。

 

「真面目過ぎるんだ」と言われるが…

 

バランスとりながらやってきたんだけどね。

まあ、真面目なんだろうな(笑)

 

7月入ってからは、早かったな~

もう、明日は最終日だ!

 

気を引き締めよう。

 

入隊式の日に誓った宣誓…

 

宣誓!

わたくしは、

我が国の平和と独立を守る自衛隊の使命を自覚し

日本国憲法および法令を遵守し、

一致団結、厳正な規律を保持し、

常に徳操を養い、人格を尊重し、

心身を鍛え、技能を磨き

政治的活動に関与せず、強い責任感をもって

専心職務の遂行にあたり

事に臨んでは危険を顧みず

身を持って責務の完遂に勤め

持って国民の負託に答える事を誓います!

 

俺は全ての人に向かって自信を持って言える

宣誓通りの自衛官をやってきた、と。

 

明日も、今までと何も変わらない

最後の任務を完遂しよう。

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