ツーリング工房 ゴッペマスター

山奥のログハウスで「夫婦でセミリタイア生活」していく、40代バイク乗りのブログ

「戦争体験談」はどんな「戦争映画」よりも勝る。戦没者の魂よ安らかに…

こんにちは、ゴッペです。

 

今日は8月15日、終戦記念日です。

太平洋戦争(正しくは大東亜戦争です)が終結して73年が経ちます。

 

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戦争体験者の方も、少なくなりましたね。

 

俺は自衛官(だった)という職業柄、やっぱり8月6日、8月9日、8月15日という日は気にしてきましたね。

 

自衛官なのでね、戦史を知らなければいけません。

防大出身の高級幹部になっていく様な方々はびっしりと教育を受ける様です。自衛隊のトップに上がってく「日本の国防」そのものですから当然ですね。

 

俺みたいなその辺のアンちゃんから自衛官になっても、それなりに戦史教育を受けます。これは入隊から定年するまで継続的に教育されます。あまり深い教育ではないですがね(笑)

 

特に「入校」と呼ばれる教育の時は、しっかりと戦史教育を受けます。(※でも、ほとんど聞いていないのが現状ですけどね~)

 

俺は19歳で自衛隊に入隊して、43歳で准陸尉という階級になったので、他の陸曹(自衛官は大きく幹部、曹士に分かれます)より多くの教育や講義を受けています。

ほとんどの教育は、みんなと一緒で軽く聞き流して受講していましたが…(笑)

そんな感じで多くの講義を受けてきましたが、ずっと忘れられない話が一つだけあります。

 

陸士と言う階級層(契約社員)から陸曹という階級層(正社員)になるには選抜試験に合格しなければなりません。

選抜試験に合格した者は「陸曹候補生」という立場で「陸曹教育隊」という教育隊に入校し3カ月間教育を受ける事が義務付けられています。

 

俺は23歳の時にこの「陸曹教育隊」入校しました。

ココでは自衛官のプロになる為の基礎を学びます。そのカリキュラムの中に「戦史教育」もあります。

 

通常は中隊長が教育をするのですが、当時はその「戦史教育」の一環として教育隊に部外講師を招いて講義をしてもらっていました。

 

その講義をしてくれたのは戦争体験者、つまり「元日本陸軍兵士」の方でした。

 

もう22年も前の事ですが、この話は鮮明に耳に残っています。

 

2時間ほどの講義でしたが、その内容の一部分を紹介させてもらいます。

 

「敵と対峙している状態でね、撃ち合っていたんですよ。塹壕に並んだ状態でね。

 

私の右隣に仲の良い戦友がいてね、話しながらさ「おい、あそこにも(敵が)いるぞ」なんて言いながらね。

 

弾が自分の顔の横を飛んでいくと「ブビュュュン」って空気を裂く音が聞こえるんですよ。何発もね、飛び交う…。

そしたら、次の瞬間なんとも言えない音がするんだ…。

 

私はね照準しているから(敵を狙っている事)、敵を見ているから、周りが見えていないんだけどね…今、話をしていた右隣の戦友が撃たれて死んだのがわかるんだよ…

弾丸がね、肉をえぐり骨を砕く音がわかるんだよ…。

 

ー中略ー

 

戦場の異常心理でね…脳みそをブチまけてても、内臓が飛び出てても…なんとも思わん…。人を殺してもなんとも思わんくなってるんだ…。自分がもう人間じゃなくなる…異常なんだよ…戦争はね、本当に地獄なんだよ…」

 

声を震わせながら、語ってくれました。

 

戦争体験を語るというのは、とても大変な事だと思います。

思い出したくもない「忌まわしい記憶」を人に話すのですから。

 

俺の爺ちゃんも従軍して満州にも行ってましたが、戦争の話は他界するまで一切口にしませんでした。

 

もう、戦後73年です。

戦争体験をされた方は73歳以上の年齢の方です。

当時の事を記憶している方は80歳以上です。

元日本陸軍、海軍として従軍した方は90歳以上になっています。

 

当時の話をされて「戦争の悲惨さ」を伝える方々が、少なくなってしまいました。

 

俺は「戦争映画」を見ます。

見るたびに「う~ん」って考えさせられて、戦争は悲惨だなぁと思いますよ。

でも、やっぱり戦争映画やアニメでは伝える事に限界があると思ってます。(テーマが色々と入っているので)

 

元日本陸軍兵士の「体験談」は、どんな戦争映画よりもインパクトがありました。

どんな訓練よりも「実戦」を感じる事が出来ました。

 

講義をしてくれたお爺さんが、辛いのを我慢して声を震わせながら話している姿を鮮明に覚えています。その方の声をはっきりと覚えています。22年も前の話なのに。

 

 

日本はどんどん戦争の記憶を無くしていきます。

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終戦の日なのに、テレビでは特番も組まなくなった。

 

「平和ボケ」から目を覚まさないと…。

今の「平和」は戦争で失った多くの戦没者の上に成り立っている、それを忘れてはいけない。

 

この話は、自衛隊「教官」時代に学生に伝えてきました。

 

 

今でも「戦争体験」を語られてる方もいます。

機会があれば、ぜひ直接その人の口から「体験談」を聞いて下さい。戦争映画等では感じられないモノを感じられると思います。

 

戦没された全ての方々の魂が安らかである事をお祈りします。

※画像「靖国神社」

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