ログハウス生活【参考書】 ゴッペマスター

転職して山奥のログハウスで「ニードルフェルトアーティスト」として活動していくブログ!

【危険度MAX】実録!ヒグマと5時間対峙、子連れの熊には要注意!!

こんにちは、ゴッペです。

 

今年は「ヒグマ」の目撃情報が相次いでいます。

北海道の島牧村では「ヒグマ」が街に頻繁に現れてニュースになっています。

安心して外に出られないので、住民の不安とストレスは相当なものでしょうね。

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熊と出会わない為、又は出会ってしまった場合の参考になればと思い、今回は自衛隊レンジャー時代に体験した「子連れのヒグマと5時間対峙」する事になった話をします。

 

 

本来「熊」は臆病な動物なので、人間を極力避けて行動する動物です。人目に触れず、こっそりと行動します。なので通常の生活をしていれば「熊に襲われる!」なんて事はまずありません。

 

でも、時々「熊に襲われた!」ってニュースが流れます。この事件が起こっているのは山林が近くにある町か、山菜取りなどで山に入っている時に発生しています。つまり、「熊の生活圏内」に人間がいるわけです。

 

先程も述べたように、本来「熊」は臆病な動物で人間を極力避けて行動します。なので、熊が人を襲うには理由があります。

 

【熊が人を襲う理由】

・興奮している時(突然、人間と鉢合わせになりビックリして興奮する。)

・子連れの時(子供を守ろうと、常に警戒している状態)

・手負いで気が立っている時(イライラしていて興奮状態に近い。)

・人肉の味を覚えている(稀であるが、味を占めて人を襲う。)

 

熊に襲われる事件のほとんどが、突然人間に会って「興奮している時」か「子連れの時」に起こっています。なので近くに寄せ付けない様に、前回紹介した「熊鈴」などで人間の存在を知らせる事が必要なんです。

 

動物は人間よりも遥かに優れた「嗅覚」「聴覚」を持っていますので自分で人間の存在を感じれば離れていきます。でも、自らが笹薮を漕いでいる様な時は遠くの「音」は聞こえません。風下に人間がいれば匂いも届きません。

 

人間が山林に入る時は、この様な事を理解していなければなりません。

 

さて、本題です。

その日はレンジャーの「想定」と呼ばれる行動訓練でした。

簡単に説明するとレンジャー部隊(隊員)とは敵に気付かれない様に隠密で行動する為、山地・水路・空路から敵の背後に潜入する能力を保有し、普通の部隊(隊員)よりも優れた戦闘力を持っています。

 

この日の訓練の内容は、「山奥に開設されている敵の「通信所」を襲撃し、敵の通信網(連絡手段)を破壊せよ!」という任務でした。

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訓練開始からすでに丸1日経過し、学生は疲弊しています。(※極限状態で戦闘行動が出来る様に育てる為、約35~45kgの荷物を背負い、不眠不休、ほぼ飲まず食わずの状態で道のない山の中を歩いています)

 

時間は18:00頃で辺りも暗くなり始めています。

あと50mも進めば林道に出て、300m先に進むと「拠点」にたどり着くという時でした。

※「拠点」とは、部隊が攻撃などの行動の準備の為に一時的に設けるキャンプの様な場所

 

先頭付近を学生に同行していた教官と俺が、笹薮を抜け林道に出た時でした。

 

「あっ!マズい!」教官が一言

 

進む方向を見ると200m程先に子熊2頭を連れたデカい母熊がこちらを見て立ち止まっているではないか!

 

レンジャー学生が訓練で襲撃する「通信所」も近くに設定しているので大きく場所の変更は効かない。教官が判断し、進むのを中止し現在いる場所に学生を集結させた。

 

こちらも30名程度の人数なので、いくら子連れの熊といえど襲ってくる確率は低い。しかし念には念を入れ、「熊」が逃げる様に大きな音を出す事にした。

演習で使用する「爆発音」がする「疑爆筒」という火工品を熊の方向に投げつけた。

 

「ぴゅ~…ドンッ!!

 

かなりの音がする。熊はいなくなった。

 

15分ほど経ってから教官と俺とベテラン助教の3人で熊のいた場所まで確認をしに林道を歩いて行った。

 

熊の立ち止まっていた場所を通り越し、50m先まで進み「熊」がいない事を確認して来た道を戻り始めた。すると…

 

先程通った時は臭わなかったのに、「熊」がいた場所が、強く匂うじゃないか!!

 

「熊」が近いと「獣」の匂いがする。

 

ペットの匂いなんてレベルじゃない。鹿などの野生動物が近くにいる時も匂うが種類が全く違う!

 

言葉で表現するのが難しいが「濃い獣の匂い」そして「危険だ!」と本能が感じるような匂いがするのだ。

 

林道の左右は人の高さ位ある笹薮になっている。その中から「ウ~」と小さな唸り声が聞こえるじゃないか!!

 

「ヤバイ!右にいるぞ!!」

 

どうやら、先程の爆発音にビックリして1頭の子熊だけ反対に逃げてしまった様だった。匂いの強さから親熊が近くにいるのは間違いない(経験上)、俺達はその位置から300mほど離れた場所に「拠点」を構える事にした。

 

本来なら、敵地に入っているので1名の警戒員を数ヶ所に配置するのだが「熊」が近くにいるので全員を1ヶ所に固めた。

 

この後も1時間置きに「熊」を確認しに行ったが、近づくと笹が揺れたり、唸り声が聞こえたり…。

23:00にもなろうとした頃、熊のいた方向で大きく笹をかき分ける音がした!

 

周囲に緊張が走る…。全員にライトを点灯させ周囲を照らす。

 

音がしなくなって20分ほど経った頃、教官と俺で確認に向かった。武器になるものは「熊撃退スプレー」とナタの様な大きなナイフだけ。

 

匂いも無くなり(うっすらと匂いはするが)唸り声も、音もしない。

どうやら、無事に親子が合流し逃げてくれたようだ。

 

山の中で熊に遭遇した事は数回あるが、5時間対峙したのはこの時だけだ。

非常に貴重な経験だったが、母熊の性格が凶暴だったら惨事になっていたかもしれないと思うとゾッとする。

 

これから秋になると「キノコ狩り」に山奥に入ったり、紅葉を楽しむため「山登り」をする人も多くなるだろう。

 

「自分は熊に遭遇する事なんてない。」なんて軽く考えてはいけない。

 

自分の畑で襲われたりしているケースもあるが、山林が近い田舎町に住んでいる人は「熊の生活圏内」にいるという自覚を持った方が良いですね。最低限「熊鈴」や「ラジオ」を鳴らすなどの対策は必要になります。

 

自然や動物と共存する為には人間が工夫をしなければなりませんね。

 

最後まで読んで頂き、ありがとうございました!!

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