ゴッペマスター

転職して山奥のログハウスで「ニードルフェルトアーティスト」や「スキーインストラクター」など好きな事をして生きていくゴッペさんのブログ!

行方不明の隊員を探し出せ!ベテラン「レンジャー隊員」へかかる期待!!

こんにちは、ゴッペです!
山奥のログハウス生活で、「自分らしく、楽しく仕事をして生きていく」ことを実践中です!

 

 

何度も書いていますが、私は元陸上自衛官でした。

定年退官した訳ではなく、定年まで残り9年(私の階級「准陸尉」では54歳定年)というところで「依願退職」を選択しました。

問題を起こしたわけでもないし、嫌だったから辞めた訳ではありません。

むしろ「天職」といえる職業でした。

でも、今後の「人生」を考え、総合的に判断し「依願退職」を選択しました。

 


今回は、前職「陸上自衛官」時代の話を書かせていただきます。

 

自衛隊の中にも様々な「職種」というものが存在します。

www.mod.go.jp

 

私は「普通科」という職種で、いわゆる「歩兵」「戦闘員」でした。

その中でも、一般隊員が受ける事が出来る、陸上自衛隊で最も過酷な訓練「レンジャー教育」を修了している「レンジャー隊員」でした。

 

「レンジャー隊員」をもの凄く簡単に説明すると「戦闘能力が高く、体力があり、オールマイティで頼りにされる隊員」といったところでしょうか。

 

 

そんな「レンジャー隊員」になってから数年後の事です。

当時の俺は26歳で2等陸曹という階級でした。

その頃、上官に呼ばれ「防大(防衛大学校)の「夏季定期訓練」があるから「助教」として教育支援に行ってくれ」との話があり教育に参加する事となりました。

 

この教育は「防大2年生」の「陸上要員」が約1ヶ月間、北海道千歳駐屯地で訓練を行います。防大生は将来、日本の防衛を背負う事になる人材がいるし、数年後には我々の「上官」になる。現場の「苦労」を知らない上官ほど怖いモノは無い。

この訓練に参加している防大生全員が「任官」して自衛官になる訳ではないが、この段階においてもしっかりと教育していかなければならないのです。

 

そんな訓練に「助教」として教育をする立場で訓練に参加させてもらいました。

教官(担任)は防大所属の自衛官で、助教要員は各部隊から集まっている。

助教の年齢層は24~33歳くらいまでで、階級層は3~2等陸曹だった。

 

各部隊から集まった助教の数は24人、編成は8個班あり「教官1名」「助教3名」という指導編成に「学生15名」くらいの編成となっていた。

 

この指導部の中で「レンジャー隊員」は3等陸曹のレンジャー隊員が7名、2等陸曹のレンジャー隊員は俺1名だった。

 

特に「レンジャー隊員」は「地図判読能力」に長けている。紙の地図とコンパス(方位磁石)さえあれば、どんな山の中も歩ける。訓練していれば「GPS」と変わらないくらいの精度で自己位置を評定できる。

その為「斥候訓練」(※敵にバレない様に、道なき森林内を通り敵の様子を伺ってくる訓練)では、普通の教官・助教(隊員)では教える事が出来ないので、レンジャー隊員の助教は重宝された。

 

そんな「斥候訓練」の夜だった。

班毎に訓練内容が違う為、その日の俺は訓練終了し「隊員クラブ(部隊内の居酒屋)」で他の助教達と飲もうかと話している時だった。

 

そこに他の班の「教官」が1人現れて…

 

教官「スミマセン。レンジャー持っている助教は集合してください!」

 

??

 

何事だろうと話を聞くと、数時間前から1名の学生が演習場内で「行方不明」になっているとの話だった。

外は間もなく暗くなる。現在4個班が「斥候訓練」を行っていて現場の教官助教で捜索しているが見つからない…。

 

そこで、敵地へ入る「斥候活動」に馴れている「レンジャー隊員」なら動きを予測し発見する事が出来るのではないか?との事だった…。

 

酒を飲む前で良かった。

「すぐ準備します!」と教官に言うと

 

教官「あっ、ゴッペ2曹の様なベテランの方は残って頂いて大丈夫です!もう、増員する事もないのでクラブとか行かれても構いません。」

 

…当時はまだ、ベテランでも何でもないのだが…(笑)

 

そんな訳で他のレンジャー隊員の助教達は現場に捜索へ。

いなくなったとはいえ「演習場内」、ここの演習場は広いが訓練の「行動範囲」から考えてもすぐに見つかるだろう。(逃げていなければだが…)

 

そんな訳で、俺は他の残っている助教達と酒を飲みに「隊員クラブ」へ。

この日は風邪気味で風邪薬を飲んでいたせいか、酔いが回るのが早かった。

20時頃まで飲んで、宿舎に帰った頃だ。

 

先程の教官とは別の教官が現れ…「すみません!ゴッペ2曹はいますか!?」

 

俺を名指し…

 

話を聞くと、未だに行方不明の学生が見つからず現場はお手上げ状態…。増員したレンジャー隊員の助教達も「レンジャー指導部」の経験がなくあまり役に立たなかったようだ。

そこで現場では、「ベテランのレンジャー隊員?」の俺に来てもらおう!となったらしい…

 

しかし!

 

俺は既に酔っぱらっている!!

しかも風邪薬のせいか、なかなかの勢いで!(笑)

 

だが、しかし!!

 

さすが俺!「バチッ!」とモードを切り替えられる。

水で洗面し、コップ2杯の水を飲みすぐに準備し車の助手席に乗り込む…。

演習場の現場まで20分はかかる。

移動間にこれまでの経緯を確認し、車内で地図を広げ捜索範囲を絞っていく…

 

絞って…い…く…

 

演習場に舗装などない。とても揺れる。

 

揺れる車内で下を向き、暗い中ライトで地図を照らしていた…。

 

 

…。

 

 

ご想像通りだ…。

 

 

 

 

 

「酒に酔っていた」俺は、「車に酔った」のだ!!

 

 

俺の視線は遠くを見つめる…。

 

途中から俺は言葉を発する事はなくなった…。

 

後部座席から教官が一生懸命説明をしているが、もはや聞く耳などない…。

 

俺はこう願う…。

 

 

「ハヤクツケ…」

 

 

 

 

直線の先に車のライトと人だかりが見えた!

 

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車はライトが照らす位置で停車する。

「やっとゴッペさん来てくれた!!」(※後に聞いた心境)

 

ボンネットの地図を見ていた教官・助教達の「視線」が俺の乗っている車に集中する。

 

 

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ガチャ、バタンッ!

 

 

 

 

オロオロオロオロ~

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この30分後、行方不明の隊員は別の訓練中の部隊に保護され無事に発見された。

 

もちろん、俺の話など誰も聞いてくれなかった事は言うまでもない…。

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